振袖の柄には意味がある~鞠・御所車・貝桶・鼓~
振袖を見比べてみると色々な種類の模様があしらわれているのがわかると思います。
振袖の柄はデザインとして以外にも一つ一つに意味が込められています。
振袖に使われている文様は、日本に古くから伝わるもの。
今回は古典柄をご紹介です。
鞠模様
鞠(まり)は、古来日本において遊び道具であると同時に、深い象徴的な意味を持つ文化的なアイテム。
平安時代には貴族が蹴鞠を楽しみ、江戸時代以降には手鞠として庶民の間でも親しま振袖にあしらわれていました。
鞠模様の意味は、手鞠は子供たち無邪気に遊ぶための道具であり、その楽しげなイメージから「幸福」や「喜び」を表すモチーフとされています。彼の幸せな未来を願う意味が込められます。
御所車
御所車は、平安の貴族が乗用車として使用した「牛車(ぎっしゃ)」をモチーフにしたもの。
当時、牛が車を引き、貴族たちが優雅に移動していました。
この牛車のデザインが着物や工芸品の装飾として使われるようになり、台風「御所車」として普及したのです。
御所車は、貴族文化の象徴であり、平安時代の雅やかで上品な暮らしをイメージさせます。そのため、御所車の柄は「高貴さ」や「優雅さ」を表します。
また車が進むという動きから「未来への希望」、貴族の移動手段だった事から「出世や成功を願う」意味も込められています。
貝桶
貝桶の起源は、平安時代の貴族社会において遊ばれた「貝合わせ」という遊びに由来。
平安時代から江戸時代にかけて芸術性を重視して装飾が施され、その貝殻を大切に保管するために「貝桶」が使われるように。
貝桶は同一容器ではなく、美しい装飾が施された木製や漆器の工芸品として、当時の貴族文化を象徴するものでした。
貝合わせでは、必ず対となる貝を見つけることが重要です。 この「二つで一つ」という性質が、夫婦や恋人の絆を象徴します。 振袖に貝桶の柄を取り入れることで、良縁や夫婦円満、愛情深い関係を築く願いが込められています。
鼓
振袖の柄に描かれる「鼓(つづみ)」は、日本の伝統的な楽器であり、その歴史や意味から非常に縁起の良いモチーフ。
伝統芸能に欠かせない楽器であり、その音色や形状に深い象徴的な意味が込められています。
鼓は、視野の皮を張り合わせて音を出すから「調和」を象徴します。そのため、鼓柄には人間関係や家庭生活が円満であるようにという願いが込められています。
まとめ
振袖の柄には一つ一つ、意味が込められています。
その柄の持つ意味を紐解いていくと振袖を着る方の幸せを願う内容がとても多くあります。
皆さんも振袖を手にする際に柄を気にしてみてはいかがでしょうか?
店舗情報
振袖レンタルや七五三撮影、結婚写真の撮影ができる写真館をお探しの方、ぜひ埼玉県深谷市、上尾市、群馬県太田市にある振袖専門店スタジオマックスへお気軽にお問い合わせください。
◇スタジオマックス深谷店
【住所】埼玉県深谷市西島町3-3-11
【電話番号】048-571-0409
【深谷店HP】https://www.studiomax.jp/shop_info/fukaya/
◇スタジオマックス上尾店
【住所】埼玉県上尾市春日1-47-7
【電話番号】048-777-7400
【上尾店HP】https://www.studiomax.jp/shop_info/ageo/
◇スタジオマックス太田店
【住所】群馬県太田市新井町221-3
【電話番号】0246-60-4450
【太田店HP】https://www.studiomax.jp/shop_info/ota/