振袖の柄には意味がある~蝶・兎・鶴~
前回のコラムに引き続き、振袖に用いられている柄について本日も少しお話してみたいと思います。
今回は振袖の他、結婚式で使用する和装でもよく見られる動物の柄です。
蝶
蝶(ちょう)の柄は、華やかで美しいだけでなく、深い象徴的な意味を持つ日本の伝統的なモチーフの一つ。
日本では古くから幸運や変化の象徴として親しまれてきました。
その軽やかに舞う姿が生命の喜びや自由を連想させることから、平安時代の貴族たちの衣装や装飾品にもよく用いられたとか。
また蝶は卵から幼虫、さなぎ、そして美しい成虫へと変化を遂げる生き物。
そのため、振袖に蝶を取り入れることで「人生の新しい始まり」や「成長」「変身」を表す意味が込められます。
さらに美しい羽根を広げて飛び回る姿が「自由」や「幸せを運ぶもの」とされ、幸福や繁栄への願いが込められます。
鶴
鶴は古代から日本文化の中で神聖視される鳥であり、神話や伝説にも多く登場しますよね。
特に「千年生きる」と信じられていることから、不老長寿の象徴として親しまれてきました。
室町時代以降、着物や工芸品に鶴のデザインが取り入れられるようになり、江戸時代には吉祥柄としての地位を確立しました。
「鶴は千年、亀は万年」ということわざが示すように、鶴は長寿の象徴です。
振袖に鶴柄を取り入れることで、健康で長生きする願いが込められます。
鶴が空高く飛び舞う姿は、「未来への飛躍」や「成功への道」を象徴します。
兎
兎は、日本の神話や伝説、民話に登場することが多く、古くから親しまれています。
特に『竹取物語』や月に住む「月の兎」の伝説など、一度は目にしたこともあると思います。
その跳ねる姿や愛らしい動きが、縁起の良いものとして扱われ、着物や工芸品の柄にも取り入れられるようになりました。
兎の跳ねる姿は、「飛躍」や「前進」を表します。
振袖に兎柄を取り入れることで、「新しいステージで成功する」や「成長する」という願いを込めることができます。
また月に住む兎の伝説や愛らしい姿が、「幸運を運ぶ存在」として扱われています。
兎柄には、未来に訪れる幸せへの期待が込められています。
まとめ
今回は動物にまつわる柄のお話でした。
「飛躍」や「前進」、「成功への道」や「人生の新しい始まり」、「成長」など前向きな意味の柄が数多く存在します。
振袖に柄のルーツは室町時代や平安時代など古くから語り継がれています。
是非、振袖を選ぶ際に動物の柄にも注目してみてはいかがでしょうか?
店舗情報
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