コラムColumn

2024.8.27 上尾店 太田店 店鋪 成人式 深谷店

成人式の由来や振袖選びの時期について

成人式が始まった由来について 2022年4月から法律で成人の年齢が20歳から18歳に引き下げられました。 それまでは20歳の成人の節目の記念とされた成人式ですが、今でも20歳の節目の記念の催事として「ハタチの集い」など名称を変えて行っています。 では、なぜ成人式は行われて、振袖を着るようになったのでしょうか?   古代の通過儀礼 日本には古代から成人になることを祝う通過儀礼が存在しました。 男子の場合は「元服」(げんぷく)と呼ばれ、平安時代には12歳から16歳頃に行われました。女子の場合は「裳着」(もぎ)という儀式が行われました。   現代の成人式の始まり 現代の成人式は1946年(昭和21年)に埼玉県蕨市で行われた「青年祭」がその始まりと言われています。この青年祭は戦後の日本において、若者たちに明るい未来への希望を持たせることを目的として開催されました。これが全国に広がり、1950年(昭和25年)には政府が成人の日を制定し、全国的な行事となりました。 成人式の意義 成人式は、若者が大人としての自覚を持ち、社会の一員としての責任を果たすことを誓う日でもあります。自治体によっては地域ごとの特色を持った式典が行われ、若者たちの門出を祝います。 このように、成人式は歴史的な通過儀礼と戦後の再出発の象徴としての背景を持つ、日本独自の文化行事です。 成人式で振袖を着る理由 成人式で振袖を着る理由としては、まず振袖は未婚女性の正式な和装とされ、成人式は未成年から成人への節目を祝う式典です。振袖を着ることで、正式に成人として認められたことを表現します。また振袖は色鮮やかで豪華なデザインが多く、成人式という特別な日に華やかさを加えます。新成人が一生に一度の節目を迎える日に相応しい装いとされています。振袖を着ることは日本の伝統文化を尊重し、次世代へ受け継ぐことを意味します。家族や地域社会が長年大切にしてきた伝統を守ることに繋がります。振袖は様々な色やデザインがあり、着る人の個性や好みを表現することができます。新成人が自分らしさを示す機会ともなります。 これらの理由から、成人式で振袖を着ることが一般的となっています。 成人式の振袖はいつ決めるの? 来年成人式を迎える社会人、2年後に成人式を迎える人大学生、3年後に成人式を迎える高校生。成人式の振袖を決めるのは、一般的に次のようなタイミングで決められます。   ◇1年前から2年前 多くの人が成人式の1年前から2年前に振袖を予約します。人気のデザインや柄は早めに無くなる場合があります。また成人式当日の支度をご予約のお客様は完全予約制となっているため空き時間が無くなり次第終了となる場合があるため、早期の予約をおすすめしています。 ただしスタジオマックスではもし色、柄などの好みが変わった場合は着物の変更する事ができますのでご相談下さい。 ◇1年前 少なくとも成人式の1年前には決めるのが一般的です。この時期であればまだ選択肢も多く、レンタルや親族の方がお持ちの振袖の手配もスムーズに進められます。 ◇半年前 遅くとも成人式の半年前には決定するのが望ましいです。この時期になると選べる振袖が限られてくることが多いため、早めに動く方が良いでしょう。早めに振袖を決めることで、サイズの調整や小物のコーディネート、成人式当日支度の予約、写真撮影の予約なども余裕を持って行うことができます。また、場合によってはレンタルや親族の方の振袖などが選択肢となるため、それぞれの状況に応じて計画を立てることが重要です。    

2024.8.27 七五三 上尾店 太田店 店鋪 深谷店

今さら聞けない!!七五三の由来・意味

七五三の由来・意味 そもそも七五三って何?七五三の由来、意味について詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか。七五三の由来は、日本の古くからの伝統行事で、子供の成長を祝うための儀式です。この行事は、以下のような歴史と背景があります。 歴史的背景 七五三の起源は、平安時代に遡ります。当時の貴族が子供の成長を祝う儀式を行っていたのが始まりです。特に、3歳(男の子・女の子)、5歳(男の子)、7歳(女の子)の節目に行われることが多く、これが現在の七五三の形式へと発展してい きました。   数字の意味 3歳:髪置きの儀 - 平安時代には、子供の髪を剃ってから再び伸ばす「髪置き」という風習がありました。3歳の時にこの儀式を行い、健康と成長を祈願しました。 5歳:袴着の儀 - 男児が初めて袴を着る儀式です。武士階級では、5歳の男児が袴を着ることで一人前の男子として認められる風習がありました。 7歳:帯解きの儀 - 女児がそれまでの幼児用の着物から、大人と同じ帯を締める着物に替える儀式です。これにより、女児が一人前の女性として成長することを祝います。 現代の七五三 現在では、11月15日が七五三の日とされています。 この日は特に神社に参拝し、子供の健やかな成長を祈る日となっています。 また、この日付は旧暦の収穫祭に由来しているとも言われています。 七五三は、家族にとって大切な節目のイベントであり、子供の成長と健康を祈る意味合いが強い行事です。 現代では、家族写真を撮ったり、親族で食事をしたりすることでお祝いすることが一般的です。 昔は子供の死亡率が非常に高かったため、このような節目に成長を祝い、子供の長寿と幸福を祈願しました。 医学が発達した現代でも、子供を思う親の気持ちに変わりはなく、七五三というカタチで受け継がれています。 七五三をするのは数え年、それとも満年齢どっち? 七五三をする年齢になってはいないけどお参りしても良いの?と悩んでいる人はいませんか?答えから言うと数え年でも満年齢でもどちらでも構いません。 そもそも七五三の数え年とは「生まれた年を1歳として、新年を迎えるごとに1歳ずつ年をとる」という考え方で、満年齢とは「生まれた年を0歳として、誕生日を迎えるごとに1歳ずつ年をとる」と考えます。 昔の七五三は数え年でお祝いするのが一般的でしたが、現代では、数え年でも満年齢でもどちらにしても構いません。ただし数え年でする3歳の七五三に関しては、お子さまがまだ小さいため長い時間の外出が負担になる場合があります。 ご家族でご相談してお参りしやすい時期を検討することをおすすめします。